“恐れ”を本質的に打ち消すには 

どんなに入念に準備ができていても、いろんな不安や懸念事項が頭に浮かんで、

人は“恐れ”の感情に飲み込まれそうになる時があります。

そのような時、あなたはどのように対処していますか?

ネガティブな心配はしないように、お酒で気を紛らわせたり、

できるだけ考えないように他の事に没頭するのも時には有効ですが、

本質的に解決したことにはなりません。

無意識なこのような“恐れ”をベースにしたストレスが、

過食や拒食等の摂食障害やお酒やギャンブルや薬物等への

依存症の原因になっている事も多いのです。

このような“恐れ”や“不安”や“あせり”は、

無理に忘れようとしたり、消そうとすればするほど、

実はその感情で心は占領されてしまうのです。

ではどうしたら、これらの“恐れ”から解放されるのか?

それは、“客観的に恐れに向き合う”のです。

自分が不安で居る、恐れている事を認めたうえで、

“今、自分はなにが怖い?”と一つ一つ、恐れている感情に向き合い、

“そう恐れるのも、無理はないよね”と寄り添ってみてください。

その後、“でも、本当にその事は起きるの?可能性は何%くらいある?”

と、客観的にその恐れている事が実現するか、検証してみてください。

案外、恐れが恐れの妄想を産んで、実現性の低い取り越し苦労である事が多いのです。

そしてその恐れている事が起きない為に努力してきた自分の行動も、

振り返ってみてください。

努力が足りて無かった所を見つけたら、

時間が許す限り、成功に向けて努力を補えば良いのです。

このように自分の恐れに向き合えた人は、恐れによっていろんな可能性に気づき、

より精度を上げた成功をつかむことができます。

今、世界的にもブームになっているマインドフルネスの

第一人者ティク・ナット・ハン氏の瞑想リトリートに参加した時、

私は自分の中の“恐れ”から逃げず・戦わず・無理に消そうとしない

心の在り方を学びました。

“恐れ”に向き合って自分の一部として受け入れれば、

それらは時に、その人の“思慮深さ”や“慎重さ”等の長所に変わります。

そのように等身大の自分と向き合う作業の中で、ゆるぎない自分への信頼感が生まれます。

瞑想中に雑念が浮かぶのは良くない事と言う説も有りますが、

恐れや不安で頭の中が雑念だらけになったら、

思い切ってその雑念と一つ一つ向き合い、精査してみましょう。

例えば恋人に振られて、「もう自分は異性に愛されない!

きっとこのまま一生、結婚はできないんじゃないか」と落ち込んでいるとしましょう。

「このまま一生、結婚できないという可能性は、本当に100%だと言い切れますか?」

と、落ち込んでいる自分に質問してください。

自分がどれほど実現可能性の低い事に囚われているのか、

ばかばかしい事実に気づくでしょう。

それよりも、この恋愛から自分は何を学んだのか、

そしてこの傷を癒すには何をしたら良いか、人生が進めば良いのです。

“恐れ”から逃げているうちは、そこから学ぶことも克服することもなく、

漠然とした不快感に、あなたは襲われ続けます。

“自分は何を恐れているんだ” と、向き合った時に、人は自分の弱さを知り、

そんな自分をまるごと受け入れて初めて、人は強くなれるのです。

自分の弱さに向き合わないままで、強く見せる鎧や武器をたくさん装備しても、

その者の心が弱いままでは、本質的に強くなったとは言えません。

本当に心の強い人は、自分や他人の弱さとたくさん向き合ってきて、

それをまるごと愛せる人。

それはどんなに恐ろしい状況に立たされても、

信念を貫く心の強さで、奇蹟を起こせる人だからです。

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